「心の時代を生き抜く」

 「にじさんじ」というグループがある。株式会社いちからが運営しているバーチャルユーチューバーのグループ。この存在を知ったのは、半年ほど前になる。

 当時、バーチャルおばあちゃんというVtuberに出会った。そこで、youtuberのように実写での顔出しではなく、3DモデルやLive2Dを使用した動画配信があることを知った。その後、他のVtuberを検索していくうちににじさんじ へと辿り着いた。

 10年前には考えられないことだと思った。アニメのキャラがリアルタイムで動いて喋っている。そして、それが仕事になっている。時代の変化を感じた。

 とある人がVtuberについてコメントをしていた。登録者数に対して、再生回数が少ない。本当に面白い人、面白いコンテンツが生き残っている。Vtuberという見たこともないような「外見」で最初は目を引いた。しかし、その後継続して視聴してもらえるかは「中身」の部分による。まさしく正論。そしてそれは、すべてのコンテンツに言えると思う。

 いちからのメンバーに関していえば、生放送に依存しすぎだと思う。ほぼ毎日それぞれの特色を生かして活動していても、結局は雑談とゲーム実況が主軸になっている。元撮影マンとしては、せっかくリアルタイムで作画と仕上げができるソフトがあるなら、それで作品を作ればいいのにと思う。

 しかし、月ノ美兎さんの配信とガリベンガーVという番組には驚かされた。

 月ノ美兎さんは、録画した動画二つとリアルタイムの自分を使って、3人の月ノ美兎さんが会話をしているように放送していた。昔から動画として、一人複数役はあったが、まさかVtuberが生放送で1人3役をやり、見事成功させるとは想像もしていなかった。

 ガリベンガーVは、芸人の小峠さんと大学教授、3人のVtuberが出演する番組。単純にテレビ番組として面白かったと同時に、出演者が同じスタジオにいる必要がないということに愕然とした。もちろん機材の問題で、スタジオにキャストは全員集まっていると思うが、技術が進めばどこにいても同じスタジオにいるかのように番組が作れる。そもそもスタジオが必要なくなる。

食べ物の時代、お金の時代、そして今は心の時代と、必要とされるものは時代とともに変わってきた。ネットが広がることで、物理的には豊かになった。今度は、精神的に豊かになるべき。Vtuber業界にそのヒントがあるように思う。

投稿者: パディークロウ

アニメ撮影で1年、ブライダル業界で1年働いた動画編集者です。 フリーランスでの生活安定に向けて活動中。 宮崎に戻って暮らしたい。

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